充実と過信

ある人に言った。 「人生はいつからでもやり直せる。いつ何時も大切なことは、今この瞬間に前へ進めているかどうかではないのか。今自分がどこ立っているのかは重要ではないだろう。」と。 いかにも筋の通った言い分のように思える。実際、自分自身の信念の…

無理解の正当性

梅雨が明けたと思ったらまた雨だ。しばらく続くっぽい。 雨は低気圧がどうのこうのになって降る、というのを義務教育で習った気がする。義務教育は全部無視していたのに、自分がなぜ義務教育の内容を大方覚えているのかは謎である。 ともかくとして、低気圧…

終わりの気配

ベットで寝て、タバコをふかし、そして寝る。希死感を紛らわすためのゲームやらの下らない情報刺激を取り込み、この取るに足らない人生というものをやり過ごしている。 これまでの生の中では限りなく終わりに近づいているのを感じる。おそらく今後まだ人生を…

ニリヒック

誰もいない中核都市のカフェ。 文章は書くのはいつもカフェのような気がする。いつものようにタバコをふかしながら書いている。カフェは精神を少しばかり解放して創作意欲を生むのかもしれないという発見がある。 書きたいことはタイトルの通りである。ここ3…

気付き

深夜にタバコをふかす。昼間に吸うのと夜に吸うのではだいぶ感じが違う。血圧とかの問題だろう。 今日誰かが三寒四温とかいうワードを使っていたが、急に寒くなったりならなかったりするこの時期の現象を雑に表す便利な言葉があるもんだと思った。 それはま…

生きること

ベイクドチーズケーキとストレートティーのセットを頼み、品が来るまでたばこをふかす。 生きていくことに何のモチベーション湧かない。やることがない。あらゆるものが些細なことに思われる。無教養ゆえの頽廃なのだろう。 具体的な生活や生きていく上で直…

比較的静かなカフェに来た。タバコの煙を肺に送り込みながら、注文したストレートティーが運ばれてくるのを待つ。 中途半端に内装に金を使われたカフェでは、暇を持て余した貴婦人達の井戸端会議に精神の静寂を撹乱させられてダメだということはこの前分かっ…

猿山

権力というのは中枢の方へ行けば行くほど虚無が高まるような感じがしていて、それがあれらのどこと無い気味の悪さを増幅してるんだと思う。とにかく権威的意思決定機関には論理や理想みたいなのは一切介在しないのである。 そんなこと当たり前と言えば当たり…

人物

自分の内的必然性というものに何故こんなに抗い続けているのかという想いがあって、そこは本当に弱さだなと思う。そうした自分を慰めるために、自己に究極に向き合ってる人物が社会的に不遇を強いられているのを見て安心したりする自分を発見し、また情け無…

現場

日中は摂氏35、6度とかになって人が暑さで倒れたりしてる。人間は仕事のために倒れる。 ここ最近は全く本を読んでいない。たまたま知り合って曖昧な人達と毎日酒を飲みに街に繰り出している。当然体調が終わってくるし、酔ってタバコが一箱分消えてたりする…

新人社員研修とかいう無をひたすら浴びせられる期間が漸く終わって、明日からお客様として職場に行くやつが始まるっぽい。 無、労働によって自由意志的なやつを強力に制限されてる時は恵のように感じられるんですが、1週間や2週間も続けられると拷問みが増し…

新生活

例えば何らかの形で明日死ぬことが確定したとして、半年前ぐらいまでの自分であれば、「ああ、そうか了解」ぐらいのものだったのが、今は「あーまじか、それは萎える」という感じには生に執着が発生してきている。 この手の問いはだいたい暇なときによく自問…

仕事

労働はほんとうにクソで、なんとか色々工夫すれば面白くなったりするのかと思ったりもするけど、工夫しないと面白くならないのは終わっている。パチンコが最強なのだ。 労働、一定の生産志向が集団で共有されてないと一瞬でクソ化して職場はうんこの投げつけ…

世間ではジャパン的な父権主義に対して、実際の能力の限界とか若い人の指向性とかと乖離しすぎてるのではとか、フェミニズムの是非とか、もっと俗なのでは男が奢る奢らないみたいなのがてんやわんやと議論されているっぽい。 僕自身はそういうジェンダー論に…

研究意欲

あらゆる知識体系が可謬性から逃れられないという、有史以来自明の論理を思春期あたりで内面化できなかったのは悔しい。 安定構造に見える概念体系が絶対者に対する人工構築の問い立てでしかないっぽいな(安定してないわけではない)という認識を早く得たかっ…